ライレー エルフ
1961年にその姿がこの世に生まれ、
1969年までの生産年数でした。
Miniベースのラグジュアリーサルーンとして登場。
ライレー・エルフは最上級としての肩書もあったようです。
さて、今日私はそのライレーを運転しました。
一度もレストアする事なくこれまでの時間をそのままの状態で大切にされてきたこの一台には、
何もかもが特別と感じられました。
イギリスで塗装されたボディは今の塗料では表現できない味となっており、
スライドガラスのスムーズな開閉、ドアの閉まり方、、。
Mk1とMk2とがうまく混在されて、ボディ剛性が違うと言われているこの時代の車は、Bossの所有しているMk1で感じる、リビングのような感覚の室内空間。
室内は広く、Mk1シートの背もたれの薄さにより全くまた違った空間。
見るとリモートシフト、、憧れ、、、
というか
この時代の車は同じような運転の仕方をされる方が多いです。
天使のような運転と私は思いますが、このリモートシフトを握りギアをチェンジすればその気持ちが自然と出てくるのだなと、
2速から1速に入れアクセルを踏むと滑らかに走り始め、会話をしたいけど、でもなにか一緒に乗っていても、会話がいらないくらいなんとも言えない
どっしりしながらも優雅に走る、当時ものと言われる貫禄に、うっとりしながらもわくわくする感覚が
お家へ帰ってからでも
ずっと残っていました。
この感覚は、すごく感動した映画を見た後に、心が満たされてあたたかく感じるあの感じ(o^^o)
Miniの製作者、アレック イシゴニスさんが
『Miniは永遠に愛され続けるだろう』という言葉に、廃ることがない、人にこんなにダイレクトに満たしてあげるパワーがあるこの1台の車を眺め、走らせると偽りはないなぁと
改めて感じました。
この感覚があるから、Miniが好きなわけだと思います。